20210608 入院2日目 MRI撮影
起床
さて、骨折と発覚してから初めての朝、入院してから二日目がやって参りました。
相変わらず、動かなければいたくない。捻りが入るとすごく痛いを継続しています。
昨日から鎮痛剤を処方されているので、その分だけ和らいでいる…のかしら?
さて、入院生活を始めると問題になるのはそう、排泄事情。
大きい方は月曜日、自宅でしたのですぐに催すことはなさそうなのですが小さい方はそうそうため込むわけにも行きません。
しかしトイレに行けないと判断されたら、即尿道カテーテル+おむつの刑に処せられます。人権が失われる。
その間に、仰向け状態で尿瓶に向けて排尿するというオプションもありますが、何度か試した結果私はこれを遂行できず…腹圧と重力の関係ですかねぇ。。。
一応、自宅で一日を過ごしていたのでその経験を元に、「体をひねらずにベッドから降りられれば」車いすに乗り移ってトイレに行ける旨を力説するのですが…
だいたいの医療用ベッドって、足下に大きなパネルやらフレームがあってそこから抜け出せないんですよね。自宅ベッドの場合、足下方向はフリー空間なのでここを使ってベッド脱出が叶っていたのですが…
ほかの院内のベッドでも、足下が開放しているタイプのものはない模様。
看護師さんには「さっさと諦めて管入れろ」と半ば脅される、非常に不快な朝の始まりでした。
MRI撮影
朝食を終えてしばらくすると、MRI撮影の時間がやってきます。ベッドからストレッチャーに移動させられ、MRI室に向かうのですが技師さんより「膀胱が膨れているのは撮影の邪魔になるので撮影前に出してください」との指示が。
先ほどのすったもんだがあるもので、挿管を半分覚悟するのですが今乗っているのはストレッチャー。足下にフレームがついていない!
これを利用し、足下方向に少しずつ体を動かすことでストレッチャーに腰掛ける姿勢を実現することができました。そこからトイレまで移動させてはもらえなかったので、尿瓶の中に放出。
いやー、出しに出したり1リットル。。。
と言うことで無事に本日の排尿事情はクリアしてMRIに臨むこととなりました。
MRI検査自体は、スムーズに行われ(なんなら中で思いっきり寝てました)病室に戻されることになります。
ストレッチャーとベッド間の移動が地味に痛いんだよなしかし…
先生からの説明
さて撮影から数時間後、今度は病室に先生がやってきます。
「MRIの結果みました、結構行ってますね」
とのこと。画像を確認すべく、ナースステーションへ移動。
画像中心の大腿骨大転子部右上から、逆さY字状に分かれてる黒い筋が骨折によるヒビとのことです。
幸いなことに一周丸ごと割れているわけではなかったのですが、割合にすると円周の7~8割で割れており、残り二割で繋がっている状況。
なので、動いていない限りは(このヒビは広がったりもしないので)正常な位置に残って痛みは出ない。
ただ、足を動かして足に負荷がかかる状態になるとこのヒビが広がろうとするので痛みがでているのでしょうとの説明を受けました。
たしかに、転子部を横から圧迫固定したり、太股を手などで支えて大腿骨受傷部への広がり方向荷重を抜いてあげると痛み少なく体を動かせはしたのでなるほどなぁと理解ができました。
さて、この骨折状況を受け今後の処置について先生から提案されたのは
・このまま骨が繋がるまで待つ、3週間寝たきり+体重かけられるまでそこから一月以上
・手術してボルトで固定してしまう、最速翌日から全荷重リハビリ可能
完全に折れているわけではないので、どちらのオプションもとれるよ、との提案でした。ただ、社会復帰を考えると手術することをおすすめする、とも。
MRI撮影前のレントゲンだけの状況では、「手術するかそのまま待つかは2:8くらいの可能性かなあー」なんて言われていたのですが、その2の方向に思いっきり寄ってきた形です。レントゲンで見る以上に折れてたと。
どちらにするかは明日の夜聞かせてくれればいいので、一日考えておいてくださいと言われ本日の診察は終了です。
…さぁ悩ましい。
米の暴力
本日の病院食シリーズ。
朝
・小学生ぶりくらいにみた、タカナシ牛乳のパック。
・味噌の使い道がわからない
・朝から米が多い
昼
・二食連続焼き魚
・また米が多い
夜
・焼き魚からの解放
・またまた米が多い
・デザートは杏仁豆腐
と、またまた圧倒的米の暴力でお届けされたのでした。
あまりにも米すぎるので、家族にふりかけの援助(差し入れ)を依頼したのもこの日。
20210607 通院→入院
起床
さて、そこそこの痛みと、シャワーを浴びられていない不快感とともに迎える月曜の朝です。
ひとまずベッドから起きあがり、朝食をとり会社には休むと連絡。
やっぱり股関節を動かすとかなり痛いし力も入らないので、検査は必須と判断。
近所の整形外科に予約し、家までタクシーを呼びました。
近所の整形外科へ検査に
しかしそのタクシーに乗って検査にいくまでも一苦労。
なにせ左足が使えない+体を捻れないので、タクシーに乗れない。
運転手さんにも「こりゃ救急車の方がよかったんじゃないですか?」と言われる顛末。
なんとかして後部座席に横にしてもらい、、、病院まで10分かけて移動。
ただ、ここからタクシーを降りるのにも苦労しました。
どうしても車って、ベッドとか部屋と違って掴まれる場所が少ないんですよね。なかなか動けないで苦労していたら病院から先生方が三人がかりで担ぎ出し、ベッドの上まで運んでくれました。
そこで問診がてら鎮痛剤を投与してもらい、すこしだけ落ち着きを取り戻したと思ったらレントゲン室への移動です。。。
ベッド→車いす→レントゲンベッドと移動を繰り返すごとに刺すような痛みが走ります。
レントゲンを撮る際も、写りをよくするため斜めから撮る必要があるとかで体を傾けられ痛みに悶え…撮影終了です。
また車いすにもどされ、先生を待ちます。
骨折のと診断で転院(救急)搬送
で、レントゲンの結果は開口一番「大腿骨にヒビ入ってますね、完全には折れてないですが」…!!
要約すると
- 正面からの像ではわからなかったが、斜めから見たら左大腿骨転子部にヒビを確認した
- 生活がまともに送れないと思うので、入院した方がいい
- 救急車で、受け入れてくれる近所の病院まで移動してもらう
- そこで改めて検査、手術の必要はないかもしれない
痛みに耐えてななめレントゲン捕った甲斐がありましたね。
どのみち救急搬送されるなら昨日最初から救急車呼んどけと言う話でもありましたね。。。
そうこうしているうちに救急車が到着、ストレッチャーに乗せ替えられて搬送です。
しかしプロの手に掛かると車いすからあんなにスムーズにストレッチャーに移動できるもんなんだ…
大転子部と太股を腕で支えて位置固定することで、あまり痛まずに移動できることを学びました。
さてこれから救急車で搬送されていくわけですが、救急隊員さんも自転車乗りのようで話が早い。
どうやって受傷したのー?にたいする返答にもスムーズに理解を見せてくれました。
救:どこのバイク乗ってるんですかー?
私:ビアンキです~
救:と言うとやっぱりあの色ですか?
私:ですね、あの空の色です。
救:いいですねー、私はKOGA乗ってるんですよ~
と言う具合で。
そうこうしているうちに転院先の病院に到着です。
救急車用のストレッチャーから院内用のストレッチャーに移され、レントゲン室にまた連れて行かれます。
またここでも、いろんなアングルの撮影をされることになるのですがこちらの場合はなんと!撮影機の方が動いてくれる!
と言うことであまり体には負担がかからないレントゲンとなりました。
入院
レントゲンも撮り終わり、続いて心電図、血液検査、コロナPCRと続きます。
これが終わる頃には病室のベッド準備もできたようで、病室にて入院手続き。
テレビは有料ですよ~、とか
水は水道水しかないのでミネラルウォーター持ち込んでもいいですよ~、とか
お風呂は週2回です~、とか。
日曜の富士ヒル前からまだ風呂に入れていないので、いつになったら入れるのかなぁ…と遠い目で見てました。
見知らぬ、天井。
翌日以降については、火曜朝にコロナ陰性確認次第MRIを撮りに行き、手術すべきか否かを相談しましょうとなりました。
この日は朝食を摂って以降なにも食べていなかったので、食事が待ち遠しくて仕方ありませんでした。
今回初めての病院食がこちら。↓
カーボローディング中かと思うくらい米が多い。びっくり。
20210606 富士ヒル
エントリー~前日まで
勤め先の先輩方に誘われて、2021年の富士ヒルへのエントリーを決めたのが2月くらい。
基本は平坦へっぽこライダーなので、ヒルクライムなんて避けてたのですが出ると言ってしまったので仕方ない。
出ると決めたからには満足いく結果になるように!と少しずつ気合いを入れて練習を開始。
日々の練習→週2~3でローラー(SST45分)
週末→どちらかで実走
を目安に三ヶ月ほど準備しました。
事前にいくつかの山を登った感じでは
・ヤビツ(名古木スタート)→47分 175W
・土山(尾崎スタート)→15分 175W
・椿ライン(湯河原温泉入り口スタート)→72分 180W
・スバルライン事前試走(料金所スタート)→96分 163W
だったので、本番パワーでブロンズにどれだけ近づけるか?を目標に当日のペースメイクを考えることにしました。
当日
あいにく当日は、10時くらいから雨予報。
降られる前に上りきれそうならスタート、無理そうならDNSと思っていましたが…
なんとか天候は持ちそうと判断し、7:30くらいにスタート。
序盤の一合目までは、がんばりすぎると後半持たないと思われたので、控えめに平均170Wくらいを維持して徐々に心拍をあげていきます。
通過タイム:25分30秒。(公式ペース表比で3分10秒遅れ)
一合目~二合目は、ひたすら淡々とペースを刻みます。
通過タイム:38分0秒。(公式ペース表比で2分50秒遅れ)
二合目~三合目も、100メートルくらい前にいるにたようなペースの人を目印に走る。
通過タイム:52分25秒。(公式ペース表比で2分10秒遅れ) 少しずつ挽回できてる!
三合目~四合目は、後ろから追いついてきたブロンズ狙いのライダーさんにしばらく引いてもらう。10分くらい引いてもらいドロップし、しばらくペース走。
通過タイム:71分10秒。(公式ペース表比で3分17秒遅れ)ドロップしたのが響いて遅れだした…
四合目~五合目は、あと20分だと割り切って平均パワーを落とさないように登る。平坦区間はトレインにひっついて35~40キロ巡航。最後の登りは淡々とゴール。
通過タイム:92分。(公式ペース表比で4分遅れ)
たかが2分…されど2分…!
下山からの落車
ゴールした頃はまだぎりぎり天気ももっていたのですが、だんだんと雨が降ってきます。ひとしきり記念撮影を済ませ、いそいそと荷物を回収、着込んで下山を開始します。
雨の中、40キロでダウンヒルするのはなかなかに神経を使いますね…周りの人の速いこと速いこと。
できるだけ直線区間で慎重にスピードを落とし、グリップの範囲で曲がっていくのは想像以上に疲れました。もうやりたくない。
そして無事料金所まで下りきった後、車を止めてあった富士山パーキングまで最後の移動です。
最後の最後、駐車場入り口の導入路に繋がる部分↓
に見事につまづき、左方向にパタンと落車してしまいました。
よく見ると側溝の縁が鉄なんですよ…雨降ってたから滑るんですよ…
転んだ直後はひとまず安全な場所に体と自転車を避難し、休息。
左の肘あたりを軽くすりむいたかな?
なんか太股が痛いな?立ち上がれるけど左足に力入れらんないな?
と言う感じだったので、無理せずゆっくり落ち着くのをしゃがみ込みながら待っていました。
そうしたらこの駐車場入り口、かなりの危険スポットだったようで私が痛んで座り込んでいる間に10人以上のライダーが転倒する惨劇。
警備員三人もたってるのに注意喚起がろくにできておらず、むしろ事故を誘発しているのではないかとさえ思いました。
ただ、転んでいった他のライダーは私と違いすぐ立ち上がって駐車場へ入っていったので、このあたりから若干不穏な空気を感じ始めます…私は歩けないぞ…
友人の助けを借りトランポまで戻ったはいいものの、やはり満足に動けません。やばいかもわからんな。
その後
途中のんきに昼飯を食うイベントを挟みつつ友人の車で帰宅。(今振り返ればなんてことしてたんだ…)
荷物や機材の運びを家族にも手伝ってもらい、一時間かけて車から自宅へ帰る。
このあたりでは、明確に「股関節を捻ると痛い」「体重を乗せると痛い」と言う症状がはっきりしてきます。
ひとまず湿布を貼って応急処置し、翌日整形外科を受診することとしました。
結果的にはここで救急搬送でよかった感じではありますけどね…
家の中では、極力体を捻らないように、関節を変に曲げないように気をつけながらベッドとトイレを往復する生活です。
ごあいさつ
こんにちは。僕です。
せっかくなので備忘録がてらブログでも始めてみようと思います。
第一シーズンのテーマは、大腿骨骨折からの復活とでもいったところでしょうか。
次記事当たりからまじめに書いてみたいと思います。では。